ドラマ、義母と娘のブルース

　2018年夏、TBS系で放送されているドラマ

「義母と娘のブルース」こと「ぎぼむす」。

キャラクター設定とか現実にあり得ない設定だらけで、

最初のうちは、「正直、感情移入しづらいドラマだな」と思っていたのですが、

毎週見ているうちにハマってしまいました。

7話（8月21日放送）が見応えがありすぎて

つい感想が書きたくなってしまい

パソコンの前にすわりました（笑）。

【注意】ネタバレありです。

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【ネタバレ】ぎぼむす7話感想、義母と娘が親子らしくなってて涙

　7話の見どころは大きく分けては2つ。

 

【ストーリー１】

自分の成績に嫌気がさしていて「義母の期待に応えられない」と、

求められていないのに勝手にプレッシャーを感じる娘・みゆきと

その気持ちに気づけず、知らないうちに不可解な行動を取るみゆきに困惑する

義母・亜希子との間にすれ違いが起きる

【ストーリー２】

亜希子が家にいても過去の貯金とトレーダーなどで生活費を賄えているのを見て

育ってきたみゆきは『お母さんからノウハウを学べば家にいても稼げる』という思考に

なってしまっていたので、亜希子は娘に「外でやりがいをもって仕事をする意義」を示すため

再び労働することを決意、パン屋「ベーカリー麦田」に就職する。

そこで、まもなく潰れそうなパン屋を立て直すために、キャリアウーマン時代の能力を活かして

マーケティングを始める亜希子。

　メインストーリーは1つめの義母と娘のすれ違いについて、でした。

 

【感想（ネタバレ）・日常を取りまく人達にホッコリ】

　仕事が忙しくても、きっちり朝ごはんや自分のお弁当を作って

健康の管理もしてくれるし、

仕事も改善案の資料を一晩で作り上げてしまう能力の高さに

尊敬と同時に「それに比べて自分はダメだなぁ」と落ち込み

自分の良さ（父親譲りの優しくて温かい雰囲気など）に気づけないみゆきに

つい自分を卑下してしまう自分を重ねてしまいました。

「大事に育ててもらっているのに期待はずれ。バカで申し訳ない。」

両親に親孝行ができていると思えていない自分が感じている感情でも

あるので切なかったです。

 

人ってつい、自分にとってあたり前になってしまっている環境や

自分の長所や魅力については気づけないですよね。

すごく恵まれているのに、隣の芝生を見てしまったり

ないものねだりをしたり。

 

一方で亜希子は自分がそんなプレッシャーを与えているとは思っていないし

みゆきが勝手に思うような

「もし、みゆきが自分の生んだ、本当の娘だったら・・・（もっと優秀に違いない）」

みたいなことは微塵も思っていなかったので、

まさか、みゆきが受験合格のために塾をサボって、

ヒロキくんとマンツーマン授業をしているとは思っていないし

（その相手が幼なじみのヒロキくんだとも知らない）

単純に勉強が嫌いでやる気が起きていないのだと思っています。

 

だから「有名大学にこだわらなくても、自分の好きなことを掘り下げてやりたいことを

見つけてみては？」みたいな完璧で的確なアドバイスをしてしまうんですね。

娘視点だと一番ダメな回答ですよね（笑）。

 

案の定、いっぱいいっぱいになりすぎたみゆきは

「もし、亜希子さんに本当の娘がいたら、”将来何になりたいからここ行きたい”とか、

そういう風に学校が決めれるんだろうけれど（しかもそれが有名校）、自分は本当の娘じゃないからそうできない。

できるだけそこに近づける大学を選び、お母さんに喜んでもらえる大学っていう志望動機ではダメなのか」

と責めてしまいます。

 

「そんな風に思わせていたとは・・」とショックを受け、

どうやって関わりをもって良いかわからなくなり、お弁当もお仕事もミスの連続。

それを、お弁当を見ただけで自分のせいだと気づいてしまったみゆきちゃん

落ち込み方同じ（笑）。

　お互いが相手を傷つけてしまったと落ち込むものの、

そう歩み寄ってよいかわからない時に、

元同級生のヒロキくん（井之脇海さん）と麦田店長（佐藤健さん）が大活躍します。

ヒロキくんは、亜希子さんの性格を知っているだけに説得力がありますし

麦田店長は自分が落ちこぼれでお父さん（宇梶剛士さん）から見限られているので、

『優秀な親を持つ故に劣等感いっぱいの子どもの気持ち』がよくわかるんですね。

 

第三者の説得力あるアドバイスのおかげで母娘は仲直りするチャンスを得ます。

「このたびは申し訳ございませんでしたっ！」

めちゃくちゃ母娘じゃん、ですよね(*^^*)。

 

 

ヒロキくんと麦田のナイスサポートのおかげで、ますます心を通わせることができた亜希子とみゆきを通じて

すごく温かい気持ちになりました。

　てか、ヒロキくんの見た目も中身もイケメンすぎます☆

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これまでのあらすじ・人間関係など

　既に6話まで放送されているので、ざっくりとだけご説明しますと・・

【第1章】

◆竹野内豊さん演じる宮本良一が、自分の人生が長くないことを知り、

娘・みゆき（横溝菜帆ちゃんのちの上白石萌歌さん）のことを育ててくれる女性を探すことに決める

◆そこで「この人！」と決めた相手が自身が勤める金属会社とライバル関係にある会社に勤める綾瀬はるかさん演じる亜希子

◆亜希子はマーケティングなど、一流企業で営業部長にまで登りつめた超優秀なキャリアウーマン

◆母親（奥山佳恵さん）を早くに亡くし寂しがりやなのにコミュ障のみゆきは再婚に対して複雑

◆亜希子は心を開いてもらおうと、ビジネス戦術を駆使して、猛勉強

◆亜希子の真っすぐで懸命、自分のことを同情せず個人として真摯に向き合ってくれる姿をみて再婚に同意

◆結婚後、亜希子は会社を退職

◆良一、予定どおり天国へ

◆良一がいなくなり、悲しみや寂しさを共有することで、本当の意味で心を通わせた亜希子とみゆき

◆事情を知った多くの企業が亜希子をヘッドハンティングしに来るが、

亜希子は家にいて極力みゆきのそばにいることを決める

【第2章～10年後】

◆良一がいなくなり、以前は「みゆきちゃん」「亜希子さん」と呼び合っていた2人は

「みゆき」「お母さん」と呼び合う仲に

◆みゆきは高校3年生、進路を決める年頃

 

ここに第1章でみゆきをいじめてた（実は好きでちょっかい出していただけ）ヒロキくんや

宮本家の人生にちょくちょく？うっすらと？関わってきた麦田（佐藤健さん）が

大きく2人に関わるようになり、義母と娘はさらなる成長と母娘としての関わり方を学んでいく・・

みたいな感じです。

 

　「ざっくりではなく、もっと背景や詳細を知りたい！」という方はTBS公式サイトのバックナンバーを

映像で確認されたい方は、見逃し配信サービスなどをご利用してみてください。

↓ご利用になる方はこちらの記事をご参考までに↓

ドラマを見逃した時の配信サービスは？オンデマンド(無料・有料)・ダイジェストなど

それくらい、中身のあるおもしろいドラマだと思います(*^^*)

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イケメンとの恋バナ！ヒロキとみゆき、麦田と亜希子・・？

　ストーリーに華を添えているのが

ちょっとした恋話。

恋愛とはいえないくらい、純粋な恋心を感じさせるところがキュンとしますし、

物語のアクセントになっているように思います。

 

『幼なじみが知らないうちに”えらいこと”かっこよくなってて

知らないうちに痴漢捕まえてくれたりして

お礼を言ったら、「ずっと好きだった」とコクられた』

（と仲良し同級生女子に自分の状況をまとめられたみゆきちゃん）

けど。

自分も相手のことが気になっているくせに

勝手な受験へのプレッシャーで断っちゃったけれど

振られた理由を聞いたヒロキくんの提案にますます距離を縮める2人にときめきます。

なにげない会話の中で

「オレはこっちのみゆきちゃんがいいけど」

とか言えちゃうように成長したヒロキくんは

本当にいろんな意味でイケメンです。

仲直りのシーンでも、麦田店長より空気読める大人だし。

 

ドラマの主要人物の中で私の気持ちはだいぶヒロキくんに

持っていかれています（笑）。

 

　また麦田と亜希子の関係。

最初は雇用の関係にしかすぎませんでした。

　ベーカリーの立て直しのために施策を打ち出した結果、

お店は一時的に持ち直します。

しかし、外的な要因をクリアにしたり、購買意欲を抱かせるような雰囲気づくりをしても

パンが美味しくなくて、店長がダメダメだったら持続はできませんよね。

当然のことですｗ

公式ツィッターでもこんなツィートがされています。

たしかにツッコミ要素満載。

　しかしある夜、親友の友井くんに

プロのコンサルに頼んだら何百万と取られるくらいよく作られている資料だと

言われます。

内心では「ベーカリー麦田を立て直して、疎遠になっている父親を見返したいはず」の麦田は

一度クビにしてしまった亜希子の戻ってきてほしいなぁ（でも言い出せない）と思い始めます。

 

しかも、友井くんに「実はその人のこと、好きなんじゃない？」と言われ意識し始めるんですね。

　そしてその後完全にハートを撃ち抜かれてしまう麦田！！

このパンｗｗｗ

アイシテル・・ル？←

今後の展開が気になるところです。

 

　ただ、こちらに関しての感想は・・

そんなことより、佐藤健がかっこいい！！

これに尽きますｗ

 

自分のダメなところを指摘されまくった麦田は

「岩本さん」と思い込んでいる亜希子にクビを言い渡す、

というシーンがあるのですが、

後日、亜希子に「私は宮本ですが、クビなのは岩本さん？」と尋ねられ、

「そ、そうだよ～岩本クビ！」と言っているシーンとかかわいすぎました。

 

　最終回まであと2話しか残っていない

義母と娘のブルース、最後まで目が話せません(^^)

次回放送がとても楽しみです！

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