祖主高橋勤

 テレビ番組『ザワつく金曜日』の予告で石原良純さんが「取れないシミがあるのは常識」と言っていて、私も「そりゃあそうだな」と思いました。

しかし、世の中にはいるんですね。「しみ抜きの神様」と呼ばれる人が!

番組に出演された、しみ抜きの神様高橋勤さんや、高橋勤さんが運営している【不入流(いらずりゅう)】とは何なのか、とても興味を持ちました。

また、「不入流にしみ抜きをお願いする場合、どうやって依頼すれば良いのか」「料金はいくらくらいでしみ抜きをしてもらえるのか」も併せて調べてみました。

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不入流(いらずりゅう)とは?宗教?

不入流の外観

 まず、「不入流」という文字列を見て、何と読むかわかりませんでした。

「いらずりゅう」と読むのですね。

どうやら「流」は流派の名前のようです。

それでいて、しみ抜きの神様高橋勤さんが代表を務める会社名(有限会社 不入流)の名称でもあります。

 

公式ページの『不入流とは?』という欄の冒頭には

高知県に本山を構えるシミ抜きの流派で、高橋勤祖主(初代当主)が伝えられた各派のシミ抜き技術を改良し、独特な新たな技を加え、シミ抜き流派『不入流』を創設しました。

と書かれてあります。

 

 高橋勤さんは60歳の時に、阿部正人さんという方に当主2代目を継承されています(1949年5月生まれなので現在は70歳)。

そして現在、不入流ではしみ抜きの依頼を受けるだけでなく、しみ抜き教室を開き技術者を増やす活動やクリーニング全般のサポートなどもされているそうです。

(会社概要の業務内容は【洋服、靴、カバン等のしみ抜き】【着物洗い張り、染め、仕立て直し】【しみ抜き技術講習会の開催】【クリーニング店経営指導】【しみ抜き剤開発、販売】【クリーニング機械、しみ抜き機材、用具販売】となっています。)

 

また、流派という形を取り師範制度にしたのは、技術を習得したお弟子さん(主にクリーニング店の経営者)が「”不入流”の名前を看板にしてお商売がしたい」と望まれ、免許皆伝制にしたとのことです。

 

ちなみに、不入流の名前の由来は、祖主(高橋勤さん)の故郷である四国山中、四万十川の源流で、『不磨不入(磨かざる者入るべからず)』と不断の精進を常とする修験者の霊峰『不入山(いらずやま)』から流派名を『不入流(いらずりゅう)』と名乗っているそうです。

「流派」とか「山」のイメージからなんとなく宗教をイメージしてしまいましたが、全然違いました(笑)。

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しみ抜きの神様・高橋勤

高橋勤

 高橋勤さんは、元々着物に家紋を描くお仕事をされていて、その時に着物のしみ抜き作業を任せられる役目だったのだそうです。

不入流の原点はお着物にあるということですね。

 

そして1974年に独立、1980年9月から「不入流」名を使用、1988年に桂洗本舗「不入流」を立ち上げ(この名称も故郷から)、師範制度は20年前くらいから、ということで少しずつ発展してきた事業であることがわかります。

現代は、汚れの種類や繊維が多様化していること発展の理由としてあるかもしれないですね。

 

 会社の案内文にもあるように、高橋勤さんは一般的には「しみ抜きの神様」と言われていますが、組織の中では「祖主」と呼ばれています。

「祖主」で語彙を調べてみると「=高橋勤さん」と導きだされるほど!w

元々「祖主」は中国の言葉のようなので、高橋さんは漢文を取り入れていたりすることから中国に寄せている部分が多いのかな、と思いました。

 

しみ抜き教室に通われるなどを通じてできたお弟子さん「門下生」に対し「祖主」、つまり師匠という感じですね。

一瞬宗教的な団体なのかと思いました(笑)。

ちなみに門下生は3000人にも上るそうです。

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しみ抜きの申し込み依頼と料金は?

 不入流では、素人でも落とせるシミから、クリーニングのプロしか落とせないようなシミまで、約1200種類の技法を集めたのだそうです。

テレビや取材などでは、パスタ汚れや口紅など簡単に落とせるしみ抜きの紹介をされています。

【関連記事】

ザワつく金曜日で紹介の大根を使うしみ抜きの秘伝とは?消しゴムみたい?

 

 しかし着物やバッグのしみ抜きなどは、なかなか自宅ではできませんよね。

そこで不入流にしみ抜きを依頼することはできないのか、調べてみました。

 

不入流(高知の本家)の問い合わせフォームを見てみると【問い合わせフォーム】が設定されているのみで、具体的な金額は書かれていませんでした。

◆品名(ブランド)

◆素材

◆シミのついた時期

などを入力、画像を添付して問い合わせた後に金額が定まるようでした。

 

ただ、不入流が運営している学校「不入流 東京伝習館」の公式サイトには『サービスと料金』のページが設けられており、ある程度事前に金額を把握することができました。

しみ抜きに限らず、クリーニング全般を請け負っていらっしゃるようです。

 

街中のクリーニング店ではないので、品物や素材によって価格帯が事細かくわかれていました。

 

まず、価格表が【着物】【洋服】【バッグ】に分かれていて、そこからさらに細かく条件が分かれています。

【女性用・男性用】【しみ抜きの有無】などの条件が加わり、さらに『最高級コース』『高級コース』『通常コース』という風に分かれており、条件や仕上げ方法などによって対応と価格が違うことが一覧表でわかるようになっています。

 

バッグの価格表を見てみると、こちらも『シルバー』『ゴールド』『プラチナ』と条件によってコースが分かれています。

サイズにもよるのですが、安いと5,000円高くても19,000円なので、お気に入りのバッグなのであれば出せない額じゃないかな、と思いました。

 

洋服、特に着物は条件が本当に細かく分かれているので、新品同様に仕上げようとするほどにお金が必要になってきます。

そこまで支払ってでも修復させたいか、その金額と同様の新しいものを購入するか・・。

 

ただ、冒頭の「取れないシミがあるのは常識」は、確実に払拭されました。

いざっていう時にこういうところを知っているのと知らないのとでは大きな差があるなぁと思いました。

 

もし、シミなど諦めかけているお品があれば、お問い合わせしてみてください!

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