貴景勝と貴乃花親方

 

 小結・貴景勝が2018年九州場所で初優勝したことで、日本中が貴景勝関について興味を抱いていますね。

一部のワイドショーでは「そんなこと聞いてどうするの?」ということを質問していますが(笑)、報道されている話題でいちばん感動的なのは、貴景勝関と元親方である貴乃花親方との関係性です。

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貴景勝の本名と父親の想い・相撲を始めたきっかけは?

 

貴景勝入幕時

 まずは貴景勝関のプロフィールをご紹介します。

【貴景勝 光信(たかけいしょう みつのぶ)】

四股名 佐藤 → 貴景勝
本名 佐藤 貴信
愛称 タカノブ、芦屋の暴れん坊
生年月日 1996年8月5日(22歳)
出身 兵庫県芦屋市
身長 175㎝
体重 170kg
BMI 55.51
所属部屋 貴乃花部屋→千賀ノ浦部屋

 本名に既に『貴』の文字が入っているんですよね。

しかもこれは偶然ではなく、父親の一哉さんが元横綱・貴乃花関の大ファンということで、本当に貴乃花の”貴”を取って付けられているのだそうです。

ちなみに貴信の”信”は出世の願いを込めて、織田信長の”信”を付けられたとのこと。

(男に生まれたからには、天下を取らないと!ということなんだそうです。)

 

生まれてきた時から大相撲に縁があり、活躍する運命の方なんだな、って思いました。

 

 お父様は相撲ファンではあったけれど相撲を取っていた訳ではなかったため、まずはご自身がやっていた極真空手を習わせたそうです。

(お父様お若い・・^^)

貴景勝の空手時代

しかし、極真空手の全国大会決勝で判定負けになったことがあり、その苦い経験から「判定のない競技がやりたい」と小学校3年生で相撲に転向、お父様の「プロの世界がある角界に入ってほしい」という願いもあって、大相撲への道を決められたそうです。

 

つまり!

◆身体が大きかったから相撲を勧められた

とか

◆子どもの頃から相撲が好きだったから、なんとなくやらせてみた

とかではないってことですね。

 

何か凄い人生だなぁ。

ご本人の意思もさることながら、お父様の意志が強そう・・

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貴景勝への父親の教育や貴乃花親方との出会いが凄い

 本格的に関取になることを決めた貴景勝関。

インタビューを聞いていると、子どもの頃から「父親の言うことを聞いていれば関取になれる」と信じていたようです。

 

例えば『どんなに苦しくても泣いてはいけない』なんて・・聞くだけで泣けてきそうなエピソードですよね。

これについてお父様がインタビューで尋ねられていたのですが「”泣く”という感情を我慢することが、ひとつの辛抱でもある」~みたいなことをおっしゃっていて、身体を鍛えるだけでなく精神論も学ばせながら育てられたんだなぁと思いました。

お父様ご自身が空手をやられていたから『心技体』への理解も深いのだと。

 

 また精神的なことだけでなく、体重を増やすためにひたすら食べることを課せられたり、家の前の坂を後ろ向きでダッシュや四足歩行での階段上りなどすべてのトレーニングにおいて、お父様が付き合ってくれたようで、どのメディアでも『父親との二人三脚』という文言が踊っていました。

 

 前出の通りお父様がファンだったこともあり、貴乃花親方との出会いは小学生の頃ととても早いです。

貴景勝と貴乃花親方

元々の負けず嫌いに加え、関取になるための努力も惜しまなかった貴景勝・・というか佐藤貴信少年は貴乃花親方が主催する子ども教室に参加した時点で片鱗を見せていたのでしょう。

他の子どもの時は1回ずつ流しているのを見ているだけだったのに、佐藤少年には何度も何度もぶつかっていくように支持を出したのだそうです。

そして、仕舞いには浴衣を脱ぎ、貴乃花親方自ら稽古をつけたのです!

 

天才横綱だった親方には既に感じるものがあったのでしょうね。

父親の一哉さんを呼び、「この子は良い(強い?)力士になる」とおっしゃったそうです。

そして小学校4年生から6年生の間まで、芦屋の実家から東京にある貴乃花部屋のキッズクラブまで稽古に通ったそうなので、相撲の基礎からすべて貴乃花親方から学んでこられたことがわかりました。

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貴乃花部屋に入門!四股名の由来は?

 貴景勝の初土俵の頃の四股名は本名の『佐藤』だったそうで、入幕と同時に『貴景勝 光信』としたのだそうです。

芦屋駅の横断幕

てっきり貴乃花の”貴”、貴乃花親方婦人・景子さんの”景”から付けられた名前なんだと思っていましたが、実際には上杉景勝から取ったとのこと。

上杉 景勝(うえすぎ かげかつ)は
同じ長尾家出身の叔父・上杉謙信の養子。実子のいない謙信の死後、上杉家の家督相続を争った御館の乱で勝利し、謙信の後継者として上杉家の当主となった人物。

「一回の優勝に一喜一憂せず、優勝すること自体簡単じゃないと認識しつつも、そこにおごらず次の大事な初場所に向けて稽古する」

 

というような、貴景勝関のインタビューコメントは、貴乃花親方の横綱時代に似ているなと思いました。

あまり感情を表に出さず発言は謙虚、ただひたすら真摯に相撲に取り組んでいる方。

『貴景勝が子どもの時から貴乃花親方は貴景勝の将来性を感じていて、退職し手放すまでの間とても大事に育ててきたんだなぁ』と改めて感じました。

それを望んでいたお父様は本当に嬉しいだろうなぁと思います。

両親とのやり取りにも感動!親孝行な貴景勝

貴景勝と両親

 2018年11月26日、初優勝の翌日に行われた会見ではご両親への感謝の気持ちを述べられているのがとても印象的でした。

お母様へは生み育ててくれた感謝の気持ちをLINEしたそうです。

お父様へは・・いろんな気持ちがこみ上げているようでしたが、やはり感謝の気持ちを述べていらっしゃいました。

会見インタビューコメント

貴景勝の父親

お父様に関しては九州場所に駆けつけていらっしゃったこともあり、パレードカーに一緒に乗せてもらっていましたよね。

これは貴景勝関の親孝行による行動ではなく、新しい親方である千賀ノ浦親方のご好意だったそうです。

 

 ちなみにですが、3人で写っている画像の中央がお父様の一哉さん、左がお母様の純子さんです。

お母様、めちゃくちゃキレイですね(^^)。

(それから生活は共にされていませんが、異母兄弟のお姉さんがいらっしゃいます。)

 

 会見の模様やその前後に出演されていた報道・情報番組の受け答えを見聞きし、全国のお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんが『こんな子が家にいたら・・』と思ったのではないでしょうか。

貴景勝関はまだ22歳。

どんな青年に成長していかれるのか、とても楽しみです。

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