少し今さら感かもしれませんが、2018年4月からNHK総合テレビにて放送されている『チコちゃんに叱られる』にハマっています。
クイズの内容も勉強になるし、何より5歳のチコちゃんの堂々とした態度が絶妙なんですよね。
声を担当されているのがキム兄こと木村祐一さんなのは有名なお話ですが、それ以外にもチコちゃんのキャラ設定や顔の仕組みなどが細やかだったり、声と中の人との動きがピッタリ合いすぎるので、制作過程も知りたくなりました。
※キョエちゃんの声も判明しました!
NHK「チコちゃんに叱られる」が面白い!
正式な番組名は『チコちゃんに叱られる!Don’t sleep through life!』となっていて、後半の英語は「ボーっと生きてんじゃねえよ!」の英訳なのだそうです。
NHKで放送されるクイズ番組って意外と斬新で『クイズ面白ゼミナール』とか『連想ゲーム』など、これまでもいくつかブームになった番組がありましたが、キャラクターが進行するクイズ番組は初めてなんじゃないかなぁと思います。
しかもそのキャラクターは好奇心旺盛でなんでも知っている5歳の女の子、の着ぐるみ。
さらにその女の子がクイズに答えられないと「ボーっと生きてんじゃねえよ!」って顔を真赤にして怒る訳ですから、最初漠然とテレビを付けて見ていた時はとても驚きました。
なんだかすごい番組だなぁと。
世界観がものすごく重視されているだけあり、プロフィールも細かく決まっています(^^)。
【チコちゃん】
年齢 | 5歳 |
---|---|
住まい | 白金在住 |
好きな食べ物 | 粗挽きウィンナー |
好きな野球選手 | 筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ) |
容姿や性格の設定を決めたプロデューサーさん(水高満チーフ・プロデューサー)によると
「一昔前にいた、ちょっとこまっしゃくれたおませな女の子」
「ヘンな言葉覚えて大人をしかったとしてもイラッとこない感じとか、背伸びしてもかわいい感じ」
「まだ社会生活や規律に染まっていない」
この年齢がちょうど”5歳くらい”なのだそうです。
そして昭和感を出すために、おかっぱに刈り上げという髪型にしたのだそうです。
たしかに最近のお子様は実年齢より大人っぽく見えますし、言葉遣いも妙にちゃんとしているイメージがあります。
なるほど、口が悪いのに憎めないと思ってしまうのには”懐かしさ”が関係していたのですね。
キャラ設定ってすごいです!
近頃のクイズ番組は東大卒京大卒で争われたりしていて『生活に密着した素朴な疑問を解決する』という主旨ではなくなっていること、答えてくれる相手が5歳児(←)ということもあり、親近感を抱くのかもしれないですね。
ちなみにハガキを送る際はチコちゃんと同い年、つまり我々も5歳になって投稿するのがルールになっています。
面白いですよね。
このキャラに合わせて、ナイナイの岡村さんやゲストの方と絡む声の主がキム兄こと木村祐一さんです。
チコちゃんの声担当はキム兄こと木村祐一
木村祐一さんは、チコちゃんのキャラ設定に合わせて、ゲストの方に絡みながら進行していかれるのですが、時々白金在住設定なのに関西弁になったり、5歳の女の子なのに岡村さんに向かって「俺ら・・あ、俺らちゃうわw私たち・・」って言い直していたりします。
そこを生放送ではないのに、あえて撮り直さずに放送してしまうあたりもNHKらしくないといわれている所以じゃないかな、って思います。
また、全体の流れやテーマは事前に決まっているけれど、セリフはキム兄任せだそうで、8割はアドリブなんだそうです。
自由にやっている感じが伝わるのはゲストを含む、芸能人の呼び方です。
・大竹まことさん→シティーボーイズ(所属されていたグループ名)
・北斗晶さん→プロレスラー(そのまま!しかも”元”ですし)
・河北麻友子さん→ニューヨーク(帰国子女だから?)
さらには「今後出演してほしい人は?」というインタビュー時に「やざわ」とか「うちだ」とか言っちゃってます。
5際の女の子、絶対そんな言い方しませんし、何ならシティーボーイズとか絶対知らないし!w
チコちゃんが大人にも人気があるのは、「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と啖呵を切る以外にこういうところなんじゃないかな~と感じています。
「いや、キム兄と世代近いからわかるけどw」という感じですね。
【追記】
ちなみにキョエちゃんの声も判明しました。
キョエちゃんの声はいきものがかり吉岡聖恵!みんなのうたでバカーの意味も
チコちゃんの顔・表情の仕組みは?
チコちゃんの顔はCGで作られているそうです。
通常CG撮影とかモーションキャプチャーといえば、ブルーバックとかグリーンバックのイメージがありますが、
スタジオはCGではなさそうなので、チコちゃんの場所だけに加工がなされているっぽいですね。
キム兄の声に合わせた動きがスゴイ!中の人は誰?
顔の表情をCGで作っているということは、単純に着ぐるみがスタジオにいる・・ということではなさそうですよね。
会見の場や日テレとコラボ生放送に現れた着ぐるみは番組収録中には存在しない???
番組制作に関するインタビュー記事によると、やはり「本当に存在しているの」という声があがるそうです。
それに対し前出のプロデューサーは『もちろん、スタジオには共演者とともに“いる”』とのこと。
木村さんのMCに合わせて“リアルタイム”で動いてもいるのだとか。
たしかにゲスト出演されるタレントさんの目線に違和感は無いんですよね。。
確実に存在を見ながら会話されている感じ・・
しかし、詳しいことはやはり”秘密事項で言えない”のだそうです。
つまり出演経験者とスタッフしか知り得ない方法で収録されているのです。
また、着ぐるみで登場される際も当然のことながら、中に入っている方の名前は公表されていません。
岡村さんとの身長差から身長を推測される方もいるようですが、肩の位置が全然違いますよね。
この画像を見る限り、指先までしっかり動いていますし、実際の肩の位置がもう少し上だとしても岡村さんよりは低い身長の方なのではないでしょうか?
ディズニーのキャラクターだけでなく、世の中には着ぐるみショー的なものもいっぱいありますが、その業界では『身長160cm以下大歓迎』だったりするようです。
ミッキーマウスは脚の細さから女性だと言われていますが(ディズニー関係者に聞くと”中の人とかないと言われます”)、チコちゃんは脚の部分も隠れているので男性か女性かの判斷もつきにくいです。
身長としぐさから、着ぐるみを本業にしているスーツアクトレス(つまり女性)なのではないかと思います。
【追記】
講談師の神田松之丞さんが『チコちゃんに叱られる!』のゲストとして出演されたことをご自身のラジオ番組で報告、その際のスタジオ風景についても語られたことで、少しだけ『中の人』について判明しました。
|
その記事ネタによると
◆チコちゃんの着ぐるみの中には「業界では伝説的」となっている超優秀なスーツアクターが中身に収まり、声を担当している木村祐一のセリフに合わせてスタジオを動き回っている
◆チコちゃんのアクターさんを休ませるため、収録の際には1時間に1回ほど「チコちゃん用の休憩タイム」がある
◆スタジオの隅には、チコちゃんのためのソファが常設してあり、休憩になるとアクターさんがチコちゃんのヘッドをはずし「あ~つかれた~」と横になり体力を回復させる
おおかた想像どおりなのですが(笑)、チコちゃん人気がさらに増した際にはミステリアス感を出すために消される事実になるやも?
松之丞さんご自身も「コレどこまで言っていいのかわかんないんだけど……」とおっしゃっていたようなので、かなりの暴露ネタなのではないでしょうか。
キム兄とチコちゃんの共演動画!紅白はどうなる?
チコちゃんの中の人が木村祐一さんでないことは明らかですが、木村祐一さんとチコちゃんが並んでいる光景も早々見られないですよね。
ところが2018年の春に行われた東京ガールズコレクション(TGC)でスペシャルゲストとしてチコちゃんが登場した際、あとからキム兄も登場するんです。
動画はこちらからどうぞ。
この時のやり取りを見ているとボイスチェンジ自体はキム兄が操作しているのではなく、音響さんにきっかけを出して切り替えてもらっています。
(気づいてもらえず、チコちゃんの声で言うつもりのセリフがキム兄のままになってしまっているシーンがありました。)
2018年の紅白歌合戦にチコちゃんが出演する!という話が出ています。
キム兄が一緒に登場するかはわかりませんが、『チコちゃんに叱られる』の面白さは岡村さんとの対等なかけ合いにあると思っているので、岡村さんと一緒に出演されるのではないでしょうか。
私の予想では、番組のエンドロールで木村祐一さんがチコちゃんの声をされていることは明らかなので、TGCの時のように木村祐一さんも登場し「あれ?チコちゃん、急に無口やん?」的なくだりをやるんじゃないかと期待しています。
【追記】
2018年の紅白歌合戦への出演が決まりました。
チコちゃんの紅白歌合戦ネタバレ!関ジャニと北島三郎の出番に注目
いつか生チコちゃんに会ってみたいです(^^)。