ドラマを見ていると、どの作品も良い雰囲気のところで主題歌が流れ、物語を盛り上げますよね。
2018年秋に放送されているドラマで特にそれを感じるのが、けもなれことドラマ『獣になれない私たち』です。
あいみょんが歌う『今夜このまま』の歌詞がもどかしい大人の恋模様を盛り立てていて、とてもドラマに合ってるんですよね。
ドラマをきっかけにあいみょんの存在も気になり始めました。
あいみょんってどんな人?
10代~20代の若者、特に女子に今いちばん人気がある女性シンガーソングライターがあいみょんじゃないでしょうか。
世代でない私の耳にもそのお名前はずいぶん前から届いていましたから(^^)。
あいみょんは1995年3月6日生まれの23歳で兵庫県西宮市出身だそうです。
(ずっと西宮で過ごされたこともあり、メジャーデビューを機に上京することを悩んだほど地元を愛している方だということが、過去のインタビュー記事からわかりました。)
女子たちが憧れるカリスマシンガーということで、西野カナさんのようなふわふわ可愛い感じの恋愛を歌にされているのかと思っていたのですが、楽曲を聞いてみると表現が抽象的且つ芸術的、そのうえ直球で突き刺さる・・みたいな印象でした。
代表曲のひとつに『貴方解剖純愛歌~死ね~』なんていうタイトルの楽曲があるからか(インディーズ時代の曲)、ちょっと過激とも感じる愛情表現のストレートさに似たものを感じる人が多いのか、椎名林檎さんを比較対象にしている方も多いようです。
とはいえ、林檎さんのように歌い方にものすごく特徴がある訳でなく、でも心にスッと入ってくる感じでいうと、大人にも受け入れられやすいシンガーなんじゃないかなぁと感じました。
影響を受けたのはPAエンジニアのお父さまの他に、浜田省吾さんや平井堅さん、小沢健二さんだそうで、男性の影響が強いこともわかりました。
また、芸術家の故岡本太郎氏や官能小説などもあいみょんの楽曲制作に反映されているそうです。
それから『あいみょん』はお友達に付けてもらった愛称とのこと。
本名は非公開ですが、台湾のアーティスト名義が「愛繆」になっていますし、きっとお名前が”あい(愛)”さんとか、”あい◯さん(”あいな”とか”あいみ”とか?)”なのでしょうね(^^)。
けもなれことドラマ『獣になれない私たち』のあらすじ
ドラマ『獣になれない私たち』は、良い人すぎて仕事も恋愛も無理してしまい、本音が出せずに思い悩んでいる深海 晶(新垣結衣さん)と、
過去のトラウマからか、淡々と物事を受け止める、本音も感情もあまり表に出さない根元 恒星(松田龍平さん)。
この2人を取り巻く色恋と、渦中の2人が常連のお互いの環境を恋愛に発展するのかしないのか・・?みたいなドラマですw
ドラマの公式サイトのイントロダクションに表記されている
『人生うまくいっているようで、ままならない二人が仕事終わりのクラフトビールバー偶然出会った』
『本能のまま「野生の獣」のように自由に生きられたらラクなのに・・』
がメインテーマといえるのではないかな、と思います。
けもなれ主題歌『今夜このまま』の歌詞がドラマに合う!
新垣結衣さん演じる晶と恋人(もうじき別れる?)の京谷(田中圭さん)の切ないシーンでは、挿入歌の『まっしろ』が必ず流れるのですが、物語全体が盛り上がる時は当然ながら主題歌の『今夜このまま』がかかります。
あいみょんの歌声がとても染みるのですが、今回歌詞をしっかり読んでみて、さらにドラマの切なさ具合と合っている!と思いました。
それもそのはず!
この主題歌『今夜このまま』は、あいみょんがドラマのために書き下ろした楽曲だったんです!
ドラマの脚本を見て、自由に曲を作った
これを聞いて、ドラマを見直すとさらに入り込んでしまうなぁと思いました。
次回放送が俄然楽しみになりました!
『今夜このまま』の歌詞に出てくるアレの意味とは?
ドラマ『獣になれない私たち』の歌詞の中には
簡単に冷める気もないから
とりあえずアレください
という歌詞が出てきます。
歌詞の中でカタカナ表記されているのが「アレ」だけなので、ざっと全体を流し読みしただけでも「アレ」が目に留まります。
「アレ」って何だろう?
歌詞を全部読んでみてもアレに掛かる単語は何度読み返しても出てきません。
1番の歌詞には
苦いようで甘いようなこの泡に くぐらせる想いが弾ける
2番の歌詞には
言えない想いは 軽く飲み込んで 隠しちゃって
という言葉や要所要所に登場する「泡」という言葉からビールを連想させます。
なにしろ、物語の舞台がクラフトビールバーですからね。
↑こちら↑がクラフトビールバー「5TAP」です。
マスターが松尾貴史さん。
このメインキャストの集合写真にあいみょんも写っていますね。
そしてこのビールに象徴されている想いは
「飲むことで普段なら言えない勇気を持ちたい」とか
「言いたいことを言ってしまったらすべてが終わってしまいそうだからビールと一緒に飲んでしまう」とか、
「お酒に溺れて一時でも辛さや苦しさから逃れたい」とか、なのかな・・と主人公になったつもりで考えてみました。
調べた限り今のところ、あいみょんは歌詞の意味合いについて詳細は語っていません。
ただ、ドラマスタート時に寄せたコメントでは
今までの自分にない新たな楽曲を作れたのも、台本を読ませて頂いた中で得られた、もどかしい男女の関係性や感情の変化、台詞から滲み出るように浮かぶ表情。
そういったものがうまく私の五感を刺激してくれたからだとも思います。
ドラマに寄り添いながらも本当に自由に作詞作曲させて頂きました。
と語っているので、複雑な心理状態を歌詞に込めていることは間違いないですね。
おそらくこの先大きく展開していくドラマのストーリーとともに主題歌も噛み締めながら結末を見届けようと思います!