スケート界の国民的アイドル、浅田真央さんが引退発表されましたね。
「嘘!?信じられない!」と思うよりは「ついに決断しちゃったか・・」と思った方の方が多かったのではないでしょうか。
個人的には世の中の反応より、同じ時期一緒に戦ってこられた仲間だった方々の反応が気になりました。
そして、2018年冬季オリンピック・平昌五輪の出場枠、次に女王的存在になるのは誰なのか、いろいろ見てみました。
「世界の真央ちゃん」浅田真央が引退!
14歳?15歳?ジュニアクラスの時に「凄い子が出てきた!」と話題になっていた頃、技術力も凄かったのだと思いますが、演技を見ていて「何よりフィギュアスケートが楽しそう」というのが素人目にも分かり、とても印象的でした。
そして話せば、可愛くて感じが良くて、まだまだ子どもなのに話すとしっかりしていて。
国際大会に出れば、好成績で。
一気に国民的アイドルになりましたし、フィギュアスケートファンが増えたのは確実に浅田真央選手の影響ですよね。
それがいつからでしょうか。
キム・ヨナ選手というライバルが現れ、採点方式が変わり、「浅田真央の代名詞」と言われるトリプルアクセルへの評定が厳しくなり・・・
この辺りから、浅田真央選手にとって厳しい状況が続くようになりましたよね。
バンクーバーオリンピックでの涙涙・・の記者会見は何度見ても切なくなります。
それでも努力を続け、表現力や難易度の高いステップなどを取り入れたプログラムを必死で練習し、ショートプログラムで多少の失敗をしても、フリーで挽回し表彰台に上がる姿を見ては、何度も励まされたものです。
それが満を持して挑んだソチで散々な結果となってしまい、休業宣言をされるくらいになった頃には「楽しそうに滑っていた真央ちゃん」の面影はなくなってしまいました。
世界中のフィギュアスケート選手から目指される存在になった証拠かもしれませんし、いろんな経験を積み大人になっただけなのかもしれませんが、プログラムや振付を工夫しても思いのほか特典は伸びないし、本人的に「まずまずの演技が出来た」という表情の時でも、なかなか上位にいられない状態が続いていたので、世間のチヤホヤ具合も薄れていたのかもしれませんね。
引退発表がなされるまで、浅田真央選手の引退についてなど調べたことがありませんでしたが、いろいろ読んでいるとかなり前から(特に昨年末くらいから)「厳しい」「いよいよ引退」と言われていたのですね。
浅田真央選手の引退の決め手が世間の評判とは思えないので、この時期に発表する意味があるのかもしれませんが、理由がどうあれまずは「お疲れ様でした」と言いたい気持ちです。
同じ時期に世界と戦った仲間たちの労いと同意するフォロワー
浅田選手が成長し、女王となる過程で一緒に戦い、ひと足早く引退をした織田信成さんはツィッターで労いの言葉を呟かれました。
真央ちゃん本当にありがとう。お疲れ様でした。これからもずっと真央ちゃんのスケートが大好きです。
— 織田信成 nobunari oda (@nobutaro1001) 2017年4月10日
仲間であり同じ大学の先輩でもある安藤美姫さんもご自身のインスタグラムに投稿をされました。
浅田真央さんが単純にスケート選手として優れていただけでなく、人としても信頼され愛されていたことが分かりますね。
また、同じように国民の期待を背負い、世界と戦ってきたレスリングの吉田沙保里選手の言葉も沁みます。
真央ちゃんが引退しちゃうのは寂しいでも、ここまで本当に日の丸を背負って頑張ったよね!本当に本当にお疲れ様!
— 吉田沙保里 (@sao_sao53) 2017年4月10日
まずはゆっくりしていただきたいですね。
次期フィギュア界の女王は?オリンピック出場枠は2名
浅田真央さんが引退を決めた理由のひとつに若年層のレベルが上がってきていることは間違いありませんよね。
2016年12月に行われた全日本選手権での成績(順位)は、見ていてちょっとショックだったくらい。
しかし、それだけフィギュアのレベルが上がっているのは浅田真央さんの影響であることに間違いないのでとても複雑ですが。
次に期待できる選手は誰でしょうね。
まずは宮原知子選手が挙げられると思います。
いつも競技中の実況で「努力の人」とか「人の10倍頑張る」と語られる宮原さんは、見ていて心配になることがないくらい安定した演技をなさいますが、現在真面目で練習量が多すぎたのか、疲労骨折で大会に出られていませんよね。。。
無理せずしっかり治していただきたいところですが、故障すると不安感も大きくなると思うので、メンタル的にも頑張って打ち勝っていただきたいです。
まだジュニアとシニアの中間に位置している感じですが、個人的に(世の中的にも?)期待しているのが、本田真凛選手。
本田兄姉妹のお姉ちゃん、真凛さんですね。
タレント事務所に所属しているからなのか、元々の才能なのか表現力がとてもキレイだし、ジャンプまでの流れもとてもキレイだなぁと思って、いつも見ています(←ただの素人)
どうか怪我することなく、結果を出していただきたいです。
ヘルシンキで行われた世界選手権の結果が揮わず、2018年平昌での冬季オリンピックの出場枠が2名になったそうです。
世界選手権に参加した、樋口選手・三原選手・本郷選手にも頑張っていただきたいのですが・・。
以前、「怪我」に関して後輩たちへアドバイスを贈った浅田真央選手のコメントを見つけました。
「アドバイスですか!?」(と、ちょっとこまったような笑顔を浮かべながら)
「練習をたくさんすることは大切ですけれど、怪我をしてしまったらもう何もできない。
私はそこまで大きな怪我をしたことがないというのが、ここまで長くやってこられた秘訣かなと思っています。
若いうちは大丈夫でも、練習を終わったら、ちゃんとストレッチをしたり、ケアをしたりすることがやはり怪我をしないための秘訣かなと思います」
現段階では、どの選手が選ばれるのかまだ全然読めないところだと思いますので、怪我なく切磋琢磨して日本の女子フィギュア界を盛り上げていただきたいと思います。
ひとまず浅田真央さん、お疲れ様でした。
タレントになられるのか、解説者になられるのか、はたまた一般人になりどなたかと結婚する人生を歩まれるのか分かりませんが、まずは今までの疲れを癒し、また新たな道で頑張っていただきたいと思います。