ネットニュースで大江千里さんがデビュー35周年ライブを行われたことを知りました。
俳優としてドラマにも出演され、アイドルのように人気のあった大江千里さんでしたが、「そういえばいつのまにかメディアで見ることがなくなったなぁ」と思って調べてみると、現在アメリカを拠点にジャズピアニストをされているんですね。
とても素敵な人生の歩み方をされることがわかりました。
J-POP時代のヒット曲についても思い返しながら、大江千里さんの現在を追ってみました。
大江千里の現在はNYでジャズピアニスト
大江千里さんは現在アメリカ、ニューヨークを拠点にジャズピアニストとして活動されているのだそうです。
↓こちら↓が現在の大江千里さんです。
↓こちら↓が日本で活躍されていた頃の千里さん。
見た目はほとんど変わっていらっしゃらないですね。
いや、変わってないことはないんですけど、渋みを増してさらに素敵になっていらっしゃる!!
タレントやアーティストを見かけなくなると、つい「売れなくなった」とか「干された」と認識してしまいがちで、たいていそういう方が『あの人は今』的な番組に出てこられると”くたびれた感じ”になられているのですが、大江千里さんは現在もすごくオシャレで、見た目からも今も人生を満喫されている雰囲気が伝わってきました。
あまり見かけなくなった理由は、芸能界を辞めていた訳でなく、単に拠点が日本じゃなくなっていたからなのですね。
大江千里さんはピアノを弾きながら歌われるイメージもありましたし、今改めて聞いてみると楽曲にジャズの要素が入っているなぁと感じます。
元々ジャズがお好きだったのですね。
アラフィフで休業!ジャズ留学で渡米・結婚
大江千里さんは2008年にジャズピアニストになるために渡米を決断、ニューヨークジャズを本格的に学ばれるために日本での活動を休止し留学されていたことがわかりました。
ニュースクール大学(The New School for Jazz and Contemporary Music )を4年半かけて卒業したのだそうです。
そしてNYにレコード会社(PNDレコーズ)を設立し、4枚のオリジナルジャズアルバムを制作、2012年7月に全米デビューも果たされました。
それから結婚についてですが、渡米後に結婚されたと2013年にニュースになっています。
かなりの晩婚ですよね。
ただ、20年来お付き合いのある方とのことだったので、なかなか結婚に踏み切れず、渡米を気にご結婚されたのかもなぁと思いました。
休業されたといっても、その間まったく何も状況がわからなかったのかといえばそうではなく、ご自身のことや音楽に関する情報配信はブログ(2016年9月終了)でされていたようです。
現在は2016年3月から始められたニコニコチャンネル『senri garden ブルックリンでジャズを耕す』を発信基地とし、SNSもツィッターだけでなくnoteの活用もされています。
さらに留学中のことや会社を立ち上げた時のお話を著書『9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学』にまとめられています。
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それにしてもジャズピアニストに転身って、スゴイですよね。
大江千里さんは渡米される前、日本でどれだけの実績を出されていたのか調べてみたのですが。。
1983年にデビューし2007年までの間に45枚のシングルと18枚のオリジナルアルバムを発表されています。
大江千里さんは1960年9月6日生まれ、現在58歳なので10年前でも既にアラフィフですよね。
日本からアメリカに住む場所を変えるだけでも相当エネルギーがいると思うのに、日本での実績・キャリアを捨てて、職業を変えるってとても勇気が必要だったのではないでしょうか?
いくら10代からの憧れだったとしても24年も思い続けた末実現させるって、なかなかできることじゃないと思います。
ただ拠点はアメリカですが、所属はソニーミュージックなのでアルバムの発売やライブ情報などは公式サイトで随時確認できることもわかりました。
大江千里のライブ活動
具体的な活動内容としては、毎月最終木曜日にニューヨークのジャズクラブで演奏されているそうです(2018年1月のインタビュー記事より)。
ジャズクラブのスケジュールを見ると、2018年10月にも「Senri Oe」の名前がありますね。
ちなみにジャズクラブ「Tomi Jazz」の場所は、ニューヨークのこのあたり、ミッドタウンから少し北に上ったところに位置します。
239 East 53rd Street, Lower Level
(Between 2nd-3rd Avenue)
New York, NY 10022
他にも欧米でツアーをされたり、2017年にはアメリカ中西部のミネアポリスやコロンバス、シカゴ、さらにはメキシコでも演奏されたそうですよ。
5枚目のジャズアルバムは、ヒット曲のセルフカバーアルバムとのことで、ライブハウスで聞けたら感慨深いものがありますね。
大江千里のヒット曲
大江千里さんのファンでなくても、当時を知っている方なら『REAL』、『格好悪いふられ方』や『rain』、『ありがとう』は聞いたことがあるのではないでしょうか。
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このベストには『ワラビーぬぎすてて』や『十人十色』なども入っていて、ものすごく懐かしくなりました。
個人的には『GLORY DAYS』や『エールをおくろう』(アルバム曲)が好きです。
ライブバージョンだと若干テンポは違っていますが、大江千里さんの曲って歩く早さと同じ曲が多くて、音楽を聞きながら通学・通勤するのを習慣にしていた頃にすごく耳なじみが良かったんです。
しかも凄く元気をもらえたんですよね。
他アーティストへの楽曲提供のひとつが、光GENJIの『太陽がいっぱい』とお伝えしたら、ある一定の年齢層の方にはご理解いただけるのではないかと思います(笑)。
大江千里さんの楽曲は泣きたい時に思いっきり泣かせてくれ、元気になりたい時には思いっきり背中を押してくれる力があります。
それが現在のジャズ活動にも活きていらっしゃるようです。
以前の千里さんは、ご自身の「クールに振る舞うことがジャズミュージシャン」という固定観念からジャズにおいてのライブパフォーマンスが苦手だったのだそうです。
しかし学校のパフォーマンスの授業で先生に「あなたには、人を幸せにする才能がある。あなたが舞台にいるとみんな笑顔になり、あなたの演奏で心が癒やされる。あなたのパフォーマンスにはそんなパワーがあるということを、絶対に忘れないで」と言われ、ご自身の持ち味を伸ばすことに気づかれたのだそう。
ジャズピアニストSenri Oeのパフォーマンスが見てみたくなりました。
『35周年アニバーサリー ピアノコンサート“Boys & Girls, again”』は関西公演は終了、東京公演もSOLDOUTです。
この後はNYのジャズクラブ、それから西海岸シリコンバレーで『大江千里シリコンバレーツアー〜Boys & Girls 2018〜』というトーク&セッションのイベントをされるそうです。
ただ35周年アニバーサリーということもありますし、これまでも日本でも年に1~2回は演奏をされてこられていたようなので、また近いうちに来日の可能性はあるのではないかと思います。
できればピアノだけでなく、あの歌声も聞きたいですね。
【追記~昔の千里さんの映像が見られる情報】
ソニーミュージックが以前から取り組んでいるオーダーメイドファクトリー(リクエストを募って一定数集まればで受注生産形式で販売するシステム)で廃盤になったライブビデオがDVD化されることも決定していますよ。
今後も大江千里さんの第2の音楽人生に注目していきたいと思います♪