サウジアラビア、サルマン国王とご一行様が日本を後にされました。
来日前はホテルについても話題になっていましたが、国王の宿泊先は迎賓館でしたね。
果たして『サウジ特需』と言われるほどの経済効果はあったのでしょうか。
後追いですが、気になったことを調べてみました。
サウジアラビア王国、サルマン国王が泊まっていたのは?
↓こちら↓の記事でも触れたのですが、サウジアラビアの閣僚や企業のトップの方々が泊まられたホテルはやはりペニンシュラだったようです。
サウジ国王の宿泊ホテルは有楽町・日比谷・丸の内?特需の意味、原油生産国家の「脱石油」についても
しかし、サルマン国王がお泊りになられたのは高級ホテルではなく、赤坂にある迎賓館でした。
迎賓館とは、外国の国家元首や政府の長などの国賓を迎え入れたときに、宿泊等の接遇を行う施設。
ただのVIPじゃないですもんね。
それにしても美しいですね。
日本じゃないみたいです。
そんな「迎賓館赤坂離宮」ですが、外国からの賓客の接遇に支障のない範囲で一般公開されているそうです。
しかもふらっと行って入れる訳ではなく、事前予約が必要になります。
行ってみたい方は、内閣府の『迎賓館赤坂離宮・一般公開申込みページ』から公開可能日時を確認のうえ、申し込んでみてください。
サウジ特需~日本にもたらした経済効果は?
インドネシア滞在で約22億円の経済効果があったと報道されたことで、日本でも「サウジ特需」が期待されていましたが、いったいどれくらいの影響があったのでしょうか?
国王が来訪される前から有名になったエピソードは来日される人数と高級ホテル、それからハイヤーでしたね。
まず人数ですが、「1500人」と言われていましたが、実際にはもう少し少なく1000人くらいだったそうです。
(それでも多いですけどw)
(コーヒーを入れるだけの係とかもいらっしゃったようですしww)
いずれにせよ、飛行機40機で来るというのはちょっと凄すぎますよね。
今回日本に来られた方のうち、ほとんどがプライベートジェットを持っているらしく、本当はもっとたくさんの飛行機がやってくることになりそうだったところ、空港中がサウジアラビアの飛行機で埋まってしまいそうだったので、約40機に留めてもらったとか?
また貨物機では460トンの荷物が運ばれたそうです。
エスカレーター式のタラップ(予備含む)や移動用のベンツ(2台)、1億5000万円相当の愛用椅子などが話題になりましたね。
続いてホテルについて。
「もし国王が宿泊するなら」ということで、ホテルの最高級スィートルームの値段を紹介している記事をいくつか見かけましたが、実際には平均63,000円くらいのお部屋を使われた方が多いようです。
6万円でも高いですけどね。
宿泊費の総合計は1億5000万円と言われました。
最後にハイヤー、こちらも利用時だけ借りるのではなく終日借り切っていたハイヤーもあり、1億2000万円くらいの費用になったとのことです。
恩恵を受けた業界は少なからずあったということになりますね。
爆買い・豪遊は見られず、期待外れに終わった業界は?
一方で予想が外れたのが秋葉原界隈のお店、商業施設なんだそうです。
情報番組ではサウジアラビアの国旗とアラビア語で「歓迎」的な言葉が書かれた旗?が家電量販手お店中につるされている様子を報道していましたが、人数も購入された額も期待外れだったようです。
中には1人で40万円ほどお買い物された方もいたようですが、失礼ながら”驚きの金額”という印象にはなりませんよね。
もしかしたら、日本の家電製品既にお持ちなのかもしれません。
中東の文化に詳しい方によると「今回は公務(外交目的)での訪問であるため、豪遊ということにはならないはず」とのこと、予測が出来た事態だったのですね。
国王は公務と休暇の区別をしっかり分けられる方なのだそうです。
インドネシアの情報が入っていなければ、そこまで期待をしなかったかもしれませんが、前例の印象が極端すぎました。
「サウジアラビア」、国の名前はよく知りませんでしたが、今回の来日でほんの少しですがサウジアラビアについて勉強出来た気がします。
いろんな意味で為になりました。