東京タラレバ娘、9話、大島優子

 「無いわぁ・・本当無いわぁ(>_<)」

3月15日放送分の『東京タラレバ娘』第9話、ご覧になりましたか?

察しは付いていましたが、丸井が酷すぎる件。

一方「実はKEYタラレバ男だった!」ということも判明しました。

思うところがあまりにも多すぎたので、感想を書くことにしました。

(注:ネタバレあります。)

ご覧になった方には共感を、ご覧になってない方にも共感していただけたら幸いです(笑)。

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タラレバ娘3人3様の恋【これまでのあらすじ】

 『東京タラレバ娘』実は初回から見ていた訳ではないのです。

今シーズンは全然ドラマを見る機会が少なく、『東京タラレバ娘』を見始めたのも物語中盤くらいからだったと思います。

『もし、あの人がこう言ってくれタラ

『もし、あれさえこうなっていレバ

お酒を飲みながらあれこれ、グダグダ言っていること自体に共感はしていないのですが。

そう言いながら、いろんなことに落ち込んだり泣いたりしながらも、3人なりに頑張ってる姿や報われない恋に一生懸命だったりひたむきだったりするところには愛おしさを感じながら見てきました。

● 吉高由里子さん演じる鎌田倫子はテレビ局のADから、フリーランスのシナリオライターになるために会社を辞めたものの仕事が上手くいかず、恋愛もなんとなく上手くいかない

● 榮倉奈々さん演じる山川香は自分でお店を経営しているネイリスト、一見しっかりしているようで人気バンドマンの元カレに二股をかけられていてもズルズルと流されている

● 大島優子さん演じる鳥居小雪は父親の居酒屋を手伝う看板娘、偶然来店したお客と惹かれ合ったものの不倫と判明、親不孝とか社会のルールに反すると分かっているのに抜け出せない

それぞれの恋に苦しむ30歳

 倫子はイケメンバーテンダー(速水もこみちさん)と良い感じになったりはするものの「なんか違う」と別れてしまい、ドラマ前半で一夜の関係になったKEY(坂口健太郎さん)のことを「ムカつく」と言いつつも気になったりしながら、ずっと仕事のフォローをしてくれていた優しい先輩早坂(鈴木亮平さん)と付き合うという展開。

文字にすると「なんかフラフラしてるなぁ」と思いますが、彼女なりに幸せを探しているんですよね。

 香は元カレと決別しようとするも、ホストばりの人懐っこさと情にほだされ、本命のモデルの彼女とは同棲している元カレと関係を断ち切れずにいるうちに妊娠発覚。「責任を取る」と言ってくれた彼とゴールイン・・・のはずが妊娠していないことが分かると”責任”の話はなかったことにされ、別れを決断。(それを後押ししてくれたのがKEY)

こんな感じだと思います。

(多少主観が入っているかもしれませんが)

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小雪の恋の展開【9話ネタバレ】

 そしてそして。

9話は小雪の不倫話がメインでした。

居酒屋にやってきた不倫相手・丸井(田中圭さん)「(今日は奥さんがいないから)一緒にいたい」と言い出すんです。

見ているこっちは「はぁ!?(怒)」です。

でも、元々丸井みたいな人がタイプの小雪は甘えられると弱いタチのようで、「今日は父親がギックリ腰でいないし」とか「雨だし」とかいろいろ理由つけて付いていっちゃうんですね。

東京タラレバ娘、9話、大島、田中

そんなの、ドラマでも現実でも、良いことひとつも無いってわかりますよ。

でも・・・なんですよね(涙)。

 ここまではまぁ仕方ないとして(仕方なくないですけど)。

ムカつきラッシュはここからです。

丸井家に入る小雪はついついお家の中をあれこれ見ちゃうんですね。

奥様見立てのカーテンや家具、食器。

「家に行くのはルール違反」と自分に言い聞かせていたのに。

そこで丸井が放ったセリフ。

「(小雪のメガネを外しながら)見ないで(俺だけ見て)」

は?(2回目)

都合悪いところ見せたくないからですよね。

前々かっこよくありませんよ。

恋は盲目ですね、本当に。

 そして朝。

ラブラブな目覚めもつかの間、丸井の携帯が鳴るんです。

相手はおそらく奥様のご実家のご両親か誰か。

「妊娠で里帰りしていた奥様が緊急帝王切開をする」という連絡。

オロオロ慌てだし「行かなきゃ」と丸井。

は??(3回目)

いや、気持ちは分かります。

命に関わることですから。

丸井さん、ご家族を大切にされている方で、過去にも不調を訴える奥様の為に不倫旅行ドタキャンしましたからね。

そういうことがあるたびに小雪のお店の前で「(雨が降ってても)いつまでも待ってる。謝りたい」と健気なことして取り繕ってこられてますからね。

(ドラマなのにまぁまぁ怒ってるw)

自分だけ洋服を着て「(小雪の)支度ゆっくりしてくれたらいいから」「あ。鍵はポストに入れておいて」と言い残して出て行ってしまう丸井。

 香の元カレもですけど、そもそも家に呼ぶのはどうなのでしょう。

本命や奥様側に立っても気持ち悪いんですけど。

その時点でも相当「ナシ!!!」だったのですが。

丸井さん、その夜にまた「(小雪)待ってる」攻撃出してきました。

そして、謝罪する機会なはずなのに小雪の(誘導)尋問にのってくるんですね。

「奥様の容態は?」

「子どもは男の子か女の子か?」

「子供は可愛いか」

だんだん調子に乗ってきて、ちょっぴり父親であることを誇らしく嬉しそうに語るんです、小雪に。

自分の彼女に。

 そのおかげで小雪さん、我に返るというか、ちょっぴり引くというか・・で別れを決断します。

それに対して「イヤだ」って丸井~~~勝手にも程があるでしょ(怒)(怒)(怒)

小雪にはまだ恋心も情もあったと思います。

でも小雪ちゃん、頑張りました。

それにしても丸井良男・・全然「良い男」じゃないし!!

名前改名したらいいのに。

(まだ若干ムカついています、ドラマなのにw)

タラレバ全否定のKEYはタラレバ男だった!【9話後半ネタバレ】

 一方、KEYは月命日にお花を捧げに行っている彼女(憧れの人・形式だけ結婚?)の7回忌を済ませた後に、女性の父親から「彼女のことは忘れて自分の人生を生きろ」と言われてしまいます。

「自分は彼女の救いになっていたのか」自問自答し続けていたKEYくん、彼女を思い続けることが知らぬ間に依存になっていたようです。

突然の宣告に動揺し、お酒に逃げて泥酔しちゃいます。

そこへ、彼氏のお家早坂邸に向かう倫子が通りがかっちゃうのです。

いつものような冷静さのかけらもなく、泥酔しているKEYを放っておけず話を聞いてあげる倫子さん。

そして以前、KEYから「その”彼女”に性格が似ている(その女性もタラレバ女だった)」と言われたことがある倫子は「彼女の気持ちなら分かる。感謝しかないに決まっている!」と言ってあげるんです。

私もそう思います。

当時30歳、余命幾ばくも無かった時に「誰かと結婚したかった」という夢を19歳の青年が叶えてくれるなんて。

現実ではあり得ません。

そんなKEYの「もしこうしていレバ」などの発言に「あんたもタラレバ男じゃん」って言えちゃう倫子はピュアで素敵だなぁと思いました。

 その倫子にすがってしまう、弱さを見せたKEYにもキュンとしました。

KEYのダメ男ぶりは全然アリです。

突き放せず、彼氏のところに行けずに(行かずに)いる倫子。

・・・というところで今夜はおしまい。

来週が『東京タラレバ娘』最終回です。

ネット上のネタバレが気になるところですが、来週まで我慢しようと思います。

(それにしても田中圭さん、母性本能くすぐる系ダメ男の演技上手すぎです。)

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