テレビで『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』を観ていたら、関取花という人がとても面白いコメントをされていました。
肩書きに「ひがみソングの歌姫」と書かれていたので、歌ネタの芸人さんかと思い、調べてみることにしました。
関取花(せきとりはな)はシンガーソングライター!
見ていた番組のテーマが『東京に慣れない女』だったのですが、関取さんの話す”東京の人”が面白すぎました。
● 表参道の美容師さんが言いそうなこと(実際に言われたこと?)を身振り手振りでモノマネ(気取っている上に動きが奇妙でした)
● 地元では”赤提灯の飲み屋街”で生ビールを飲んでいた友達が”吉祥寺”に引っ越し、生ビールではなく”パクチーモヒート”を注文するようになっていた、とちょっと小バカにした感じで話した上にその人のことを歌にしたと暴露
● 下北沢で”あの頃と変わらない自分たち”について熱く語ってる中年世代に「もっと焦ろうよ!」と内心思ったと告白
これらの話の内容から、いとうあさこさんのような自虐ネタ、友近さんや柳原可奈子さんのようなキャラクターコントをされる方なのかと思いました。
ところがっ!!!
関取花さんはシンガーソングライターでした。
関取花(本名同じ)
1990年12月18日生まれの26歳
神奈川県横浜市出身。
幼少期をドイツで過ごす。
日本に帰国後、高校で軽音楽部に入部し音楽活動を始める。
この先にも”お笑い”に関するエピソートはまったく出てきませんでした。
外国育ちな上に表現力豊かなアーティストという職業、さらにテレビで話しているだけで伝わる「観察力の高さ」、だから面白いエピソートをより楽しく話せる方なのかもしれません。
話す内容がいちいちツボに入って、本当に面白かったです。
ひがみソング「べつに」や神戸女子大学のCM~バラエティーあふれる楽曲
「ひがみソング」の代名詞となっている楽曲「べつに」ですが、聴いてみると決してお笑いソングでも歌ネタでもないことが分かります。
「皮肉」と「ひがみ(妬み?)」
関取さんの素直な気持ちが楽曲となり、それが共感を呼ぶからこそ話題になったのでしょうね。
なぜだ なぜ君らは
終電間際 現れる
なぜだ なぜ君らは
改札前でキスをする柱の陰に隠れてほしい
できれば家でやってほしい
少しは恥を知ったほうがいい
とりあえず一応みないふり
よくある光景ですよね。
ここまでなら「あぁ分かる!こういうことする人に限って、ブサイクとかそこそこいい年齢の人!」って思うだけなのですが(MVに登場するキャラクターもなかなか濃いですよね)
続きの歌詞が・・・「べつに 悔しくない」
明らかに嘘(笑)。
「なんだ!悔しいんかいっ」と思わずつっこみたくなりましたが、こういう詞が書けるところが関取花さんの歌の世界であり、関取花さんご自身の魅力なのかもしれません。
一方で。
関取花さんを知らなくても、関西近郊『神戸女子大学』のCMを見たことがある人はこの曲と映像の記憶は必ずあるはず!
「この歌を唄っていたのが、こんなに面白い人だったとは!」と思いました。
共通点は感情を揺さぶられるような綺麗な声。
ひがみソングもCMに使われた名曲の数々も歌声を通じて心に届くのだと思いました。
いろいろ動画を見聞きしたのですが、こちらの動画が個人的にはかなりやばいです。
関取(せきとり)って本名?「どすこい」のキーワード
先程プロフィールでご紹介した通り、関取花さんの苗字「せきとり」は本名のようです。
お相撲の関取とゆかりがあるのかは明白ではないのですが、ご本人も意識をしていることは間違いありません。
● 関取さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組の名前が「どすこいラジオ」後に「帰ってきたどすこいラジオ」
● これまで販売されたCDの発売元レーベルの名前が「DOSUKOI RECORD」
発想が可愛くて、ますます親近感が湧きました。
もっとたくさんの楽曲を聴いてみたいなぁ~と思ったところ、まさかの今日がアルバム発売日でした。
テレビに出演されたのもアルバムや後に行われるライブツアーの宣伝だったか!と納得がいきました。
トークが面白くて、歌が上手くて、共感できる・感動できる楽曲があって。
これからもっとメディアに出てくる可能性がありますね。楽しみです!