就職転職、人間関係、心構え

 もうすぐ4月、環境は変わらずとも気分一新する気がするものです。

新生活を始められる人も多いですよね。

特に就職または転職が決まり、新職場に飛び込む方は期待以上に不安を抱えている人も少なくないと思います。

中でも心配なのは人間関係づくりではないでしょうか。

今回はどんな業種・職種にも活かせる「心掛けておくと良い姿勢・心構え・行動」を3つ、ご紹介します。

参考にしてみてください。

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心掛けておくと良い姿勢・心構え・行動①【関係者の名前を出来るだけ早く覚える】

 例えば、の話です。

入社して1日で「〇〇さん」と名前で呼ばれるのと、1ヶ月過ぎても未だに「新人さん」や「新しい人」と呼ばれ続けるの、どちらが良いですか。

基本的に人は認識・需要されると嬉しいものです。

それは相手も同じです。

「人数多いし、自分のことなんて覚えてくれているはずない」という時期にこそ、名前を認識できれば「もう覚えてくれた!」となる訳です。

これが出来て不快に思う人はいません。

何なら「社会人たるもの当たり前」と思う人がいます。

ただ、これが出来ていることで「出来ないやつ」と判断する人はいません。

 『人の顔と名前を覚えるのが苦手』

こういう方も多いと思います。

私も得意ではありません。

しかし、「どうしても入社したかった会社に入れた!絶対に辞めたくない!」と思うくらい思い入れの強い会社に入社出来た後、「でも名前を覚えなければクビ」と言われたら、必死で覚えませんか?

それくらいのつもりで必死になって覚えてみてください。

やったことない業務を覚え、こなしていかないといけない中で、何十人と覚えないといけない状況はとても大変なことです。

「あちらが覚える対象は”自分1人”だとしてもなかなか覚えてもらえないのに、なぜこちらが早く覚えないのか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし相手は先輩です。

後から入る以上年齢が上とか下とか関係なく、教えていただくことの方が多い相手です。

「まずはこちら側から」「させていただく」姿勢を見せてみてください。

【工夫・例】

● 日記形式の一覧にし、エピソードと名前を一緒に書いておく

 業務を覚えていく過程と一緒に関わった名前を書いていきます。

 「〇〇業務について教えてくれた人」

 「〇〇の作業中に『〇〇?』と話しかけてくれた」

 「お昼ごはんを食べたメンバー」

● 名簿・座席表に特徴を書き込む

 性別、見た目の特徴、業務内容(担当部門)など、「こういう類の質問はこの人に聞く」などが明確になっているとより早く覚えられると思います。

 覚えられた時点で「レ」チェックなどを打っておくと”まだ覚えていない人”を注意してみる指標にもなります。

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心掛けておくと良い姿勢・心構え・行動②【同じ質問を2度以上しないように”努力する”】

 私が新卒で入社した会社では「質問は3回まで」と言われました。

後に転職した会社では「質問は1回まで」と言われました。

これは決して「1回しか質問出来ないなら絶対に分からないし覚えられない・・・」という状態になれ、という意味ではありません。

 『質問に対する答えをそれくらい必死で聞く』

ということです。

分かっていないのに「分かりました」と応え、後から「やっぱり分かりません」と言ってみたり、分かったフリをしてやってみるのが一番危険です。

同じ質問を繰り返す必要がないように努力することが肝心です。

【工夫・例】

● 質問の仕方を変える

 一度している質問に対して「もう一度言ってください」と言うと全く理解していなかったことになります。

 「それはこういう意味ですか?」と言って自分の言葉に言い換えてみたり、

 「ここまでは分かったと思うのですが、この後の”〇〇”という部分からよく分からなくなった気がします」

 と言えば、「聞こう」という態勢であることだけは伝わります。

 厳しい人は「そんなことも分からないのか」というかもしれません。

 しかし、そのまま聞かないと後からの印象はもっと悪くなります。

 勇気は必要ですが、分からないまま放置するのはやめましょう。

● (全部が理解出来なかった訳ではない時は)出来ることから取り掛かり、まとめて質問する

 業務を遂行する中で自分で解決出来ることもあります。

 やみくもに聞いて「何でも聞いてくる人」という印象を持たれないようにすることも大切です。

 業務をしていく過程で疑問点をまとめ、段取りよく質問すれば時間の効率化もはかれます。

● 真剣に謝る

 しっかり聞いたけど難しすぎて何もかも全く分からなかった時は「本当に申し訳ありませんっっっ!もう一度教えてもらえないでしょうか!!」と必死でお願いしましょう。

 自分の理解力を知っていただくことも周囲と上手くやるコツのひとつです。

 やる気があることさえ分かれば、意地悪な人でない限りしっかり応えてくださるはずです。

心掛けておくと良い姿勢・心構え・行動③【”苦手”を言い訳にしない】

 ①の「人の名前を出来るだけ早く覚える」でもお伝えしましたが、

 「名前覚えるの苦手なんです」

という方っていますよね。

 「パソコン苦手で・・」とか。

人間たるもの苦手なものがあるのは当然です。

しかし「じゃあ代わりに仕事をやってあげる」と言われないことくらいは分かりますよね。

デメリットでしかありません。

 「苦手だけれど、早く作業出来るように工夫したら時間短縮出来た」

というように苦手を逆手にとって武器にしてしまいましょう。

「得意です」と謳っておきながら「たいして出来ていない」と評価されるのと、「苦手です」と言いながら「案外出来てるよ」と評価されるのとでは残る印象が違いますよね。

「苦手」を使いすぎるとあざとくなりますが(笑)。

少なくとも『出来ない言い訳』に使うのはやめてみてください。


 いかがでしたでしょうか。

この3つを気をつけるだけでも、かなり好印象になると思います。

入社時だけでなく、さらに継続することが大切です。

社内の人との交流に必要なだけでなく、別の業界に転職する時や、習い事の場にも使えると思います。

是非活用してみてください。

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