花粉症、対策、効果

 今年もスギ花粉の季節がやってきましたね。

皆さんはいつぐらいから花粉の気配を感じますか?

症状をどれだけお持ちでしょうか?

出来れば治したいけれど、それが無理ならせめて少しでも楽に過ごしたいですよね?

今回は私がこれまでに実践してきた対策をご紹介しようと思います。

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「花粉症」と言われる前から花粉症~その症状は?

 今では「花粉症」という言葉を聞いて、意味がわからない人はいませんよね。

それだけ花粉症は一般的なものになってしまいました。

1970年代、私が病院にかかっていた頃には総称する言葉はなく、それぞれの症状に対して「アレルギー性鼻炎」「アレルギー性結膜炎」などと呼ばれていました。

(今も医学的にはそう呼ぶのかもしれませんが。)

当時は周囲にそんな話をしてもほとんどの人が理解も共感もしてくれませんでした。

 杉の木が(ヒノキも)日本全国に植林されたのが1950年代、元々は洪水対策だったようです。

そして花粉が大量に飛散されるようになるのが樹齢30年頃、「花粉症」と言われ始めたのはこの少し後だったのではないかと思います。

 子どもの頃は目のかゆみ鼻水・鼻詰まりが主な症状で、特に鼻炎に関しては本当に大変でした。

仮に鼻が両方とも詰まってしまっても、起きているうちはなんとか口で呼吸出来ますが、夜ウトウトして寝てしまうと口を閉じてしまうので、何度も息が出来なくなり起きていました。

かかりつけ医からは「大人になったら少し緩和されるでしょう」と言われ、たしかに鼻炎の症状はマシになったのですが、仕事が身体を壊したのをきっかけに喘息になってしまって以降は、この時期、喘息と熱も発症するようになりました。

花粉症と風邪、分かりやすい違い・差とは?

 個人的に感じることなので、医学的根拠とかではないのですが、よほど身体を酷使したり、空気が悪いところに出かけたり、風邪をひいている人のそばにいたなど、風邪をひく要因が思い当たらない場合、この時期に風邪っぽい症状が出たら「花粉症にかかっているんだ」と判断しています。

私の場合は常備薬として抗アレルギー剤を持ち歩いているので、それで反応を見ます。

すると、ほぼ10割治まるので「やっぱり」という結論に達します。

 他にも、鼻水の感じ目のかゆみ、といった症状で判断したりします。

アレルギーで鼻水が出る場合、サラサラと水のような感じで下を向くと大変・・というか、うかつに下は向けません。

鼻をかんでもいつまでもスッキリしません。

風邪の場合はもうちょっと粘着質という感じですかね。

鼻水の色や質感が変われば完全に風邪です。

それから今回調べて分かったのですが、風邪で鼻が詰まる場合、両方同時に詰ることは無いのだそうです。

あと、風邪で目が異常にかゆくなることもないようです。

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花粉症対策~これまでにやってきたこと

 『大人になってから花粉症になると大変!』と言いますが、1人の人間が「子供の頃からかかっている場合」と「急に大人になってからかかる場合」の両方を体験できる訳ではないので、実際には比べることが出来ません。

私のように子供の頃からかかっていると、ある程度慣れるというのもある気がします。

今まで全然症状を感じなかった人が大人になって突然かかる方がダメージが大きいのかもしれません。

 ただいずれにせよ、出来るだけ悪化させずに花粉症シーズンを乗り越えたいですよね。

そこで私が「これをやったからマシなのかも?」と思っていることをいくつかご提案します。

● 免疫注射

10歳くらいの時に耳鼻咽喉科で処置してもらいました。

現在の医療はもっと発展していると思いますが、当時は注射針みたいなもので、両腕(内側の皮膚が薄い方)左右8ヶ所ずつ傷つけて出血させ、アレルギーの原因物質を精製したと思われる液体をそれぞれに落とし、反応を見て何のアレルギーかを特定。

(私はスギ花粉とハウスダストでした。)

それから週に1回左右交互に肩(腕)に注射を打ってもらいました。

多分1年くらい通院したと思います。

その当時の治療としては、その後定期的に何年も通うのではなく、「この治療は終了」と言われた気がします。

ただし、私の場合は「これ」と言った副作用は感じませんでしたが、薬である以上副作用が出る可能性があります。

お医者様によく相談を上、処置をするか決めてください。

● ヨーグルト(ビフィズス菌)やヤクルト

「花粉症にはヨーグルトが良い」とよく言われますね。

手軽ですし、良いのなら・・ということで、食生活に取り入れました。

ここ数年ではいろいろ効果的なヨーグルトが販売されていますが、私は特にそこまでは拘っていませんでした。

それ故、「花粉症に効果的!」な実証が出来た訳ではありませんが、ただ、腸の動きが以前より改善された気がするので、取り入れて良かったと思っています。

尚、ビフィズス菌というのは、オリゴ糖も配合された顆粒になったもので、飲みやすく、今も飲み続けています。

腸に良いということで、ヤクルトも飲んでいます。

● 薬~抗アレルギー剤

私はかかりつけ医(内科)で「ジルテック」という薬を処方してもらっています。

喘息を発症させてしまった時、咳止めを飲んでも気管支拡張剤を飲んでも全然咳が止まらず、何度もレントゲン検査を受けたり、薬を変えてみたりして、「アレルギーが原因である」という結論にたどり着くまで、数ヶ月かかりました。

今、調べると「アトピー性皮膚炎」を持っている人は喘息にもなりやすいのだとか。

その時期くらいから熱も出るようになりました。

自律神経が関わっているので、自律神経失調症の症状のひとつ「発熱」も表れたという訳です。

ハウスダストのアレルギーもありますし、原則的に「アレルギー体質」なので、ヒノキやイネの季節でも飛散が酷いと少なからず感じることもあるので、ジルテックを処方してもらうようになり、くしゃみや目のかゆみを感じた時はすぐに服用するようにしています。

(それでも息苦しさを感じる時は咳止めの「メジコン」や気管支拡張剤の「スピロベント」も服用します。点鼻薬や目薬は抗アレルギー剤服用以降使用しなくても大丈夫になりました。)

「合う・合わない」は個人差がありますし、こちらも薬である以上副作用の可能性があるので、必ずお医者様に相談すべきですが、自分に合う薬が見つかると本当に楽ですよ。

その他~日常生活で心掛けること

 これまでに挙げた以外にも、これだけでも症状は違うと思います。

● サングラスやマスクの着用(その日の症状が目なのか鼻なのかで対応を変えたりしてます)

● 家に入る前に上着やカバンをはらう(目では花粉の確認は出来ませんが)

当たり前のことですが、「出来るだけ体内に入れない」ことが症状の緩和に繋がります。

どの対処法がどれだけ効いたのか、数値化している訳ではありませんが、体感的に楽だととても過ごしやすいですよ。

ご参考になさってみてください。

皆さん、それぞれに合う対策が見つかりますように。

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