食道がん入院手術をしました。

現在は退院しており、ゆっくりながらも日常に戻りつつありますが、

それでも様々な変化がありました。

「当時のことがどなたかのお役に立てば」という思いから

その時不安に思ったことや、その後変化した考え方のことなど

メンタル面においてどういうことをしたかを書いてみました。

良かったら参考にしてみてください。

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「ガン」と聞かされて考えたこと

 これまでも親が外科手術のため入院したことはありましたが、

腫瘍摘出後、病理検査結果で「ガンでした」というケースで

事前にガンだと知らされたのは、今回が初めてでした。

 

ウチの場合は、不調を感じていた訳でなく、

偶然「たまには検査してもらえば?」という言葉をきっかけに

かかりつけ医を訪れたことで発覚しました。

紹介状を書いてもらい、PETによるガン検診をしたところ

ガンだと特定されました。

また、ウチは本人が医師に「正直に言ってほしい」と伝えたこともあり、

両親で結果を聞きに行き、両親から私に伝わった、という流れです。

 

まず思ったのは

・仕事を辞めた方が良いのか

・生活パターンは変わるのか

・入院ってどれくらいするのか

など、目先に思いつくことや自分の日常にどれだけ関わるか、という感じでした。

そして一番大きかったのは

家族が減るかもしれない不安

でした。

不平不満と不安ばかりの毎日、最悪のメンタル・体調

 最初は不安ばかりでした。

毎日自分の境遇を心で嘆いていました。

家族全員が「年齢が年齢だし、何かあってもおかしくない」とか

「不調を訴えてからだともっと進行していたかもしれないけれど

早く発見できて良かった」などと言っていましたし、

私もその雰囲気に乗っかり平気なフリをしていました。

 

しかし、実際には「どうなってしまうんだろう?」

そんなことばかりグルグル考えていました。

「今まで乗ってもらっていた相談は誰にしたら良いのだろう?」

「仲良し両親が1人になってしまったら寂しすぎて

生きがいをなくしてしまうんじゃないだろうか」

 

当時、私自身もあまり体調が優れず、がっつり働ける状態になかったので、

「私が家族を支えるようになれるのだろうか」

不安は果てしなく出てきました。

そして、「仕事が上手くいかない。そんな時に親が一大事。

なんでこんな目に合わなきゃならないんだろう」と

自分自身もいなくなってしまいたい気持ちでいっぱいでした。

親が頑張って手術を受けようとしてくれているのに。

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「家に帰れないかもしれない」という覚悟

 私がどうにか踏ん張れたのには、いくつかの理由があります。

まず最初に、私の人生について真剣にアドバイスしてくださる方に

心のうちを聞いていただけたこと。

「本当は平気じゃない」というのを受け入れた上で

「でも人には寿命があり、いつか別れはくる」ということを

客観的に見ることができました。

 

次に、なんでも話せる先輩に

「悲劇に浸ってる場合じゃない」と言われたこと。

生きようとしている親御さんのことを思ったら

落胆して生きる気力を失っている場合じゃない。

そんなんじゃあ、本当に何かあった時に

親御さんは心配でならない。

そんな時こそ、笑って安心させてあげるべきだと。

 

そして最後は、「いよいよ入院」という日に、

「何かあったらよろしく」とこっそり言われたこと、です。

不安だけどやるしかない、と。

そして「絶対帰ってきてくれる」と信じることにしました。

退院後のフォロー

 冒頭でもお話しましたが、現在も両親そろって家にいてくれています。

しかしながら、体力や思考能力(というよりスピード)は低下し、

元々持っていた狭窄症も伴ってすっかり健康に対する自信をなくしてしまっています。

しばらく入院していたことと、検査や手術のために何度も絶食したことで

筋肉がなくなってしまい、加えて”胃全摘出”のため量が食べられないので

リカバーもできない。。という状態です。

さらに(この件はまた別途記事にしようと思いますが)

母親が骨折で入院したりで、家事がほとんどできなくなったことから

父親にも無理してもらうしかなくなっています。

 そういう意味では今でも不安に思ったり、悩んだりしていますが

「人生だれしも限られた時間を生きていて、今その時間を共有できていること」に

フォーカスし、少しでも親孝行できれば・・と奮闘中です。

 

もし、気分を害された方がいらっしゃったら申し訳ありません。

70~80代の親を持つ、ひとりっこの人と共有したいという思いがあり、

書きました。

何かのきっかけになれば幸いです。

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